梅雨入りしたというのに東京は夏日。
それなら長野の山でもいい釣りができるのでは、ということで蓼科方面へ。
TFOの#3 7.9ftにホワイトパラシュートをつけて、いざ。
入渓直後の渓相。
水はそれなりに綺麗ですが、日当たりが悪いうえに川底は黒く陰鬱な感じ。
しばらくナメ底が続くのでとても滑りやすく、慎重に進みます。
川面には虫の群れが。
それでもまったくライズは無く、フライにも無反応。
本物の虫がこんなにいるのに、毛針に反応する気がしません。
気持ちを圧迫するような重苦しい雰囲気の岩にしがみついた巨木。
2時間を過ぎても相変わらず反応のない釣りに、半ば諦めの気分に。
岩場のポイントに変わって、流す・留めると丹念にフライを放り込んでも無反応・・・。
淵の手前から攻めて、奥へ・岩陰へと丁寧に。
それでも無反応・・・。
標高は1,400mあたり。足から伝わる流れの冷たさに、まだ水温が低いのかなぁと首をひねりながら、虚しくキャスティングを続けます。
魚の気配を感じることも無く、堰堤まで来てしまいました。
結局、日当たりのいい堰堤下でも釣果は無し。
右側から堰堤を越えると、よくあるなだらかな流れ。
ちょうど昼過ぎなので、川辺でおにぎりとコーヒーの昼食にします。
食べながら川辺を眺めていても、虫の乱舞があるのに川面は静かなまま。
コーヒーを飲み終え、この先を少し釣りあがって場所を変えようとフライを流してみたら、ようやく小さなアタリが。
覆いかぶさる枝にロッドが当たり合わせられなかったけど、魚がいることだけは確認できました。
霧雨が降りだし、気づいたら手が冷たくなっていたほどの涼しさ。
夏日はどこいった?
よし、里まで下ってみよう。
汚れた流れでウェットウェーディングでは長く水の中に居たくないけれど、いい渓相です。
この下流域でもイワナを釣ったことがあるので、期待してフライを流すも状況は変わらず。
ようやく20cmほどのアマゴが一匹、淀みから飛び出しました。
これで「ボ」は回避・・・。
霧雨も降り続いているので、これで納竿とします。
今季初の不漁。なんだか消化不良の一日となりました。