働いたら遊ぶ

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岩魚幻談【朔風社】















まだ少し風がありますが、台風一過。
子供の頃に住んでいた平屋木造は雨戸も木製で、台風の風でガタガタとうるさかったものです。
ちょっとワクワクしたりして。

この本はそんな子供の頃の話でしょうか。
複数の著者のノンフィクションで、のんびりした昭和の懐かしい感じがします。
(初版は1983年)
湯川豊氏のお話は「信濃川上」。
イワナの夏」だったかに収録されているものでしたが、他と読み比べると情緒感でしょうか、この方の文章は心に残りますね。
それと、内山節(たかし)氏の「岩魚が老いる」。
生死感といいますか、深かった。

読み応えのある322ページ。
禁漁中の秋の夜長に、山の空気を思い出しながら・・・。