山登りと釣りで人気の南アルプス。
芦安と奈良田の2ヶ所からアクセスできますが、どちらもマイカー規制でバスか乗合タクシーで行くことになります。
(自転車も乗り入れ禁止)
乗合タクシーは定員・あるいは定員近くの乗車になると、時刻表より早く出発します。
(常に数台待機しているようです)
市営芦安駐車場からの料金は、往復2,200円+片道100円の利用者協力金=2,300円(2017年)駐車場は無料。
バスは市営芦安駐車場よりさらに上の夜叉神峠乗り場から840円。
ただ本数が少ないので、乗合タクシーが便利です。
シーズン中はタクシー乗り場併設の第一駐車場がすぐに満車になるようです。
今回通過した10時くらいには夜叉神峠駐車場は空きがありました。
市営芦安駐車場から一時間弱で広河原に到着。
ビジターセンターで日釣り券2日分2,000円を買って、つり橋を渡ればイワナの楽園、のハズでした・・・。
つり橋を渡ってすぐ目の前の広河原山荘でキャンプ受付を済ませます。
幕営料は500円。
山荘内にはカップ麺・フリーズドライのご飯・菓子パンなどの食料品や、250のOD缶が売ってました。
250OD缶で550円だったかな。高いのは仕方ないです。
夜20時まで開いているので、夕食調理で燃料切れでも安心です。
100張り設営できる指定地。
8月末の平日でまばらでした。
山小屋管理地にテン泊するのは初めて。
確認してませんが、焚火跡がないことから火おこしは禁止のようです。
調理はバーナーで。
ベンチ・テーブルがあるので、快適に過ごせます。
この日は風が強く、テント内にも石を並べて対策。
それで石がゴロゴロしているのかな?
トイレは水洗・洋式です。
もちろんトイレットペーパー完備。
綺麗に管理されていました。
こんな貼り紙があるのも山小屋ならでは?
携帯電話はワイモバイル(ソフトバンク)のiPhone5sでアンテナフルの3G。
ネットはきびしい(というか閲覧できなかった)けど、ラインなどのメッセージや通話はできました。
設営・下見を済ませたら、いざ川へ。
テン場の目の前から入渓できるってお手軽ですね。
しかもフライ向きの開けた渓相。
見栄えの悪い藻もありません。
ロッドはグラスマスター773。
これに自分的には長いリーダー・ティペットで約18ft。
しかし上流から断続的に吹く川面がさざ波立つほどの風でまともに振れず・・・。
さらに反応が少なすぎ。
と思ったら、濡れた足跡がありました。
アクセスが面倒くさいとはいえ、人気河川ですからね。
逃げ場がないので竿抜けしてそうなところを丹念に釣り上がり、ようやく一匹。
イワナの居着きそうな岩陰からは無反応で、緩い流心からばかり反応があります。
ちょうどいい感じの水深の淵に差し掛かると、川辺でタバコを吸ってくつろぐ餌釣り師が。
上流を指差し「釣り上るの?」とジェスチャーすると、「いいから、行け」と。
そのまま脱渓点の三段堰堤までの間、無反応。
釣り人が減るであろうと予想したイブニングはどうか。
18時過ぎ。溜まりではなく、緩い流れの流心でライズが始まりました。
反応するものの、なかなかフッキングせず。
フライが目視できなくなってから、ロッドにかすかな反応が。
すかさずラインを引いて寄せたけれど、手前でバレました・・・。
翌日は8時過ぎに入渓するも、すでに足跡が。
さらに上流から釣り下ってくる2人組の餌釣り師。
昼前でしたが、もう諦めて脱渓。逃げ場のない人気河川は辛い。
帰り道の林道で出会ったフライマンに「どうですか?」と聞くと、発電所前も芳しくないから堰堤だけ釣ってみるのだとか。
広河原からバスを乗り継いでさらに奥の釣り場まで出かければ・・・。
バス停から乗り込む釣り人の数を見ていたので、それも淡い期待なのかな。
来年も、また。