待ちに待った3月1日。
各方面の根回し・嘘をついての平日釣行です。
関東地方は春の嵐との予報通り朝方まで雨風が強くて、出発はのんびりと9時。
晴れて気温が上がってきたのは平地だけで、目指す山では5℃とひんやり寒い上、ときおり吹く突風とよくないコンディション。
リーダー・ティペットを短めの9.5ftにしてパラシュートを流しますが、風にあおられてライントラブル頻発でマトモに釣り上がれません。
先に結果を言ってしまうと、1日目はアタリ2つ・2日目は無反応でした。
この時期で上流域だから、ドライで釣れないのは覚悟の上。
今回の釣行は解禁の喜びを味わいたかったのと、もうひとつ。
トレッキングシューズは、釣行でどれくらい使えるか試してみたかったから。
ウェーダーだとモンベルのサワークライマーはキツくて履けないため、3〜4月の寒い時期だけの代用品を探してました。
靴はハイテックのTRM723。
これを選んだのは実売6,000円程度の安さと、ダイヤル式シューレースで脱ぎ履きが楽そうだったから。
ネオプレンソックスの厚みを考えてサイズは28cmとかなり大き目を選びましたが、それでも中敷を外さないと履けなかった。
(普段は25.5〜26.5cm)
履いてしまえばワイズ3Eの広さと簡単ダイヤル式のシューレースで窮屈感なくフィットさせやすいです。
寒い時期しかウェーダーを履かないため、あまりキツイと血行が悪くなって足が冷えるのでちょうどいい塩梅。
ちなみにこのダイヤル式シューレースは、名古屋のジャパーナ謹製TGFシステムです。
ソールのパターンはトレッキングシューズらしくゴツめ。
この川はまわりにわさび畑があるほど綺麗な水質ですが、岩にぬめりのある渓相。
これまで使ったことのあるリトルプレゼンツ(ビブラム)とモンベル(オリジナルソール)でもぬめりには弱いけど、それと比べても体感できるほど滑ります。
それは経験上分かっていたので、ゆっくりと足運びをして体重を上から乗せるように慎重に進みます。
バランス崩したらやばいけど。
一枚岩の滑め床は、靴底でぬめりをこそいでグリップをあげればなんとかなりました。
とはいっても、膝くらいの水深の川です。
これ以上深いと水圧でそんな余裕はないでしょうね・・・。
岩から岩へ飛び移ったりなんて怖くてできません。
というわけで、当たり前ですが専用の渓流シューズのようには使えないというのが結論。
場所と時期を限定して履きますけど、ひとにはオススメできません。
帰宅後、悪あがきでホームセンターで売ってた精密ねじを埋め込んでみました。
メガネに使われているような小さなサイズ。
長さがバラバラなのが残念。
どれほどの効果があるのかは、次回釣行(3月末頃)に試してみます。
追記 2018.5.13
苔の無い渓流で再度試してみました。
ヌルもほとんどない状態の良い渓相だったためか、慎重に進めばヒヤッとすることはなかったです。
金属の摩擦を感じることがなかったので、ネジの効果はわからないというのが正直なところでした・・・。
追記 2018.3.30
前に買ったフェルトシューズに付属していた直径5mmほどスタッドを3本ずつ追加しました。
ソールより1mm程度高くセット。
専用品だけあって、ボルトの頭は細かい凹凸があり摩擦が出るようになっているのに、蒲田川のヌルには無力でした。
気を抜いたとたん、あっという間に滑りこけて親指内出血・打撲。
個人的な感想ですが、金属ボルトのスタッドに効力は期待できません。
野球のスパイクのような形状ならいけるかも・・・。