大型台風が近づいている週末ですが、金曜日の晴れ間にイワナの渓流へ。
出発直前まで悩みましたが、雨が降ったらそれまでよとバイクで出かけました。
ピンポイント天気予報で目的地のK川あたりの最低気温が2.7℃。
真冬の装備でバイクにまたがり、夜明けの中央道を北へ。
陽が昇ると寒さは感じませんが、さすがに今日はウェーダー着用です。
村唯一のスーパーで食材・アルコールの買い出しをして、キャンプ場で受付を済ませてささっとテント設営。
どうやら今日は貸切の様子。
すぐ隣に流れるK川へいそいそと入渓すると、10mほど前にフライの先行者が3人。
これは終わったかなぁ・・・。
そこそこのペースで進んでいるようなので、朝飯のおにぎりを二つ食べてゆっくりロッドの用意をしているうちに先行者が見えなくなりました。
30分はおこうと一服してスタート。
緩やかでポイントの多いエリアなので、どこか打ちもらしてるはずと丹念にドライフライを流すと、流心ど真ん中から小さめのイワナが追いかけてきました。
その後、すぐに20cmほどの色の白いイワナを釣り上げ、骨酒用にキープ。
先行者に追いつくたびに一服しながらの、のんびりした釣りになりました。
冷たい風と紅葉に秋を感じ、今年も終わったなぁとしみじみ。
これ、ベニテングタケですかね。
食べると幻覚があると聞いたことがありますが。
こちらは開ききったタマゴタケ?
キノコがたくさん生えてました。
食用を見分けられれば豊かなキャンプになるんだろうなぁ・・・。
午後に再入渓して、大岩の陰から飛び出したイワナ。
いいサイズで、お腹がパンパン。
割いたら卵が出てきそうで忍びなくリリースしました。
9月の終わりの釣りの葛藤も秋ならでは。
イブニングに期待してフライがかすかに見えるくらいまでロッドを振りましたが、無反応。
真っ暗な川に独りきり。聞こえてくるのか川の音だけ。
これで終わりにしようと踏ん切りをつけました。
誰もいないキャンプ場で骨酒を飲みながら、何も考えずぼんやり焚き火を眺める夜。
わざわざ寂しさを感じに来てるのかも・・・。
ことしは静かにシーズンが終わりました。
(まだ禁漁じゃない川があるけど)