観光的な走り方のできる連泊2日目。
何しろ富良野ですから、走りたい道路・眺めたい景色がたくさん。
公園のような雰囲気の日の出公園キャンプ場で、朝コーヒーを飲みながらCB氏が1日のプランニング。
まずはジェットコースターの路へ。
畑の真ん中を突っ切る勾配のあるアップダウンの直線道路で、撮影スポットとして有名な場所ですね。
走りの写真が撮れるのがマスツーリングの良さ。
1日の移動距離が多いとなかなか写真を撮れないけど、連泊は時間に余裕があります。
北海道の直線道路は丘陵地や牧草地、放牧地から荒涼とした海岸道路と、エリアによって全く雰囲気が違います。
直線道路といえばオロロンラインの一部、道北のサロベツ原野。
初めてここを走った時は、地平線と水平線を見ながらの約60km真っ直ぐな道の広大さに息苦しくなりました。
北の最果ての過酷さを感じる背の低い植物に人工物は道路だけ。遮るものが何もなさすぎて、あまりの広大さに圧倒されたのかもしれません。
それに比べると富良野の道は長閑です。
蕎麦屋といっても目的は醤油ラーメンです。
昔ながらの中華そばといったシンプルさで、香りのいいスープと縮れ気味の麺で優しい味でした。
北海道は蕎麦も美味しいので、CB氏とざる蕎麦を分けていただきます。
(こちらは、まぁ、普通でした。)
平日でも行列のできるお店で、定食・丼物を注文している人が多いようでした。
昼食後、上富良野に戻って駅近くの八百屋さん「スーパー一色」でお土産の富良野メロンを購入。
果肉が赤い(オレンジ)と青い(グリーン)の2種類あり、店主にどちらがいいか聞くと、富良野市は赤を推しているが地元の人や農家さんは青をよく食べる、と。
それなら青をと、一玉1,500円で良さげなのを選んでもらう。
いつもはまん丸い形なんだけど、今年はウリ型が多いとのこと。
「味は変わんないけどね。形と模様の見た目で高くなるだけだから。ヘタが枯れてきたら食べごろだよ。」
と、気のいい店主でした。
国道沿いの直販店より安いけど、神奈川までの配送料がメロンと同じくらいで申し訳なさそう。
10分ほどですが、のんびりした北海道弁を聞けてよかった。
何気ないやりとりが嬉しかったりします。
CB氏プランの4つ目は、「白金青い池」見学。
仕事で使うMacの壁紙で馴染みのあった風景です。
確か、日本人カメラマン(ケント白石氏)で初めてMacの壁紙に採用されたんじゃなかったかな。
天気も良くて風もなく、青い水と立ち枯れた白い木々が幻想的でした。
ガイドブックに載るような観光地に興味がなかったけど、ここは来てよかった。
静かに佇む生と死、と言ったら大げさか。
釣り人の性で魚を探しましたが、目視では見つからず。
2つの内湯に3つの露天風呂は源泉掛け流し。
それぞれ高音・適温と別れてました。
日の出公園オートキャンプ場宿泊割引で一人450円。
湯上り後も山の空気で爽やかです。
風呂に入ったらあとはもう飲むだけ。
スーパーで赤・白・ロゼのワインと、花畑のカマンベールチーズに生ハムを買い込んで、明るいうちから宴開始。
キャンプ慣れしていないCB氏も、「キャンプはいいね」と楽しんでおられてよかった。
特に連泊は気楽です。
それと、レジャーシートに直座りに抵抗があったようですが、あぐらでたき火の宴会もいいもんだ、と。
宿泊最終日も調子よく終了。
本日の移動距離:約120km