一つの旅館に4種類の掛け流し温泉のある姥乃湯。
ザ・昭和な設備で古さは否めませんが、強い硫黄泉の香りと部屋食の気楽さで再訪しました。
床が綺麗に白色化した硫黄泉。
相変わらずの硫黄臭で入浴後しばらく匂いが取れません。
湯の入替(掃除?)後はぬるいのですが、湯張りが安定するとかなりの熱さになります。
真夜中に入った時はあまりの熱さに浸かることができなかった・・・。
ほのかな鉄の香りがする単純泉。
公式HPにある通りちょっとぬるめ。
含芒硝重曹泉の露天風呂は時間で男女入替制。
塀で囲まれているので開放感は少ないけれど、秋の風が心地よかった。
成分表を撮り忘れた硫酸塩泉。
どの浴槽もシャワーがないので、洗髪など蛇口から出るお湯をケロリン桶に溜めて流すのがちょっと面倒。
無料WiFiも電波状態が悪かったり、ウォッシュレットの無いトイレだったりしますが、それが東北の鄙びた感じがして良かったりします。
連泊したこともあり、のんびりとした時間を楽しめました。
少なめの食事プランでもちょうどいい腹加減。
お米がうまかったのは新米だったから?
ちょうど紅葉の時期と重なり、温泉街より奥の鳴子峡が見頃でかなりの渋滞。
平日なのに、途中のあ・ら・伊達な道の駅も駐車場待ちの混雑っぷりでした。
鳴子より山形よりの中山平温泉の日帰り湯にもザブン。420円。
少し熱めのぬるっとしたお湯でした。
肌の気になる嫁は気に入った様子。
施設裏にある湯温調節用のお湯を流す樋が風情あります。
100度近い源泉を加水せずに冷やすため、200mも流しているそうです。
屋内と桟敷のような屋外休憩所がありました。
簡単な食事ができる食堂とおみやげ屋の併設された施設は、温泉棟とは別棟。
どうしても食べたかったざる蕎麦がなかったので、あてもなく山形方面に走ると・・・。
山形に入り封人の茶屋『時空』という古民家を改装した蕎麦屋を見つけ入店。
囲炉裏のある席で冷たい蕎麦と岩魚の唐揚げセットを注文すると、これが大当たり。
十割の蕎麦が美味い。
頭をかじった状態で写真に撮ってしまいましたが、15cmほどの岩魚の唐揚げ。ホクホクしてちょうどいい塩加減。
大きな椎茸の天ぷらも瑞々しくていい香り。
この辺りは菊を食べるそうです。
初めての菊の天ぷら。でかい。
特に味はしなかったけど。
単品で暖かい蕎麦を注文した嫁にも天ぷらがついてました。
岩魚の養殖もしているということで、気持ちいい笑顔の店主にこの辺りで釣れるか聞いてみると、そこそことのこと。
こちらのそこそことレベルが違うんじゃ無いの・・・?
豊富な温泉に美味しい食事。いつか釣リーングで来てみたい。