先日の北秋川で「東京」の渓流も悪くなさそうだと思い、今回は南秋川へ入渓してみました。
都心から近いこともあり再訪する可能性が高そうだし、東京の渓流に興味が出てきたので日釣券2,000円より年券6,000円の方がお得だと踏んで購入。
みまみ秋川方面へ左折して車止めを探しながら川沿いの道路をゆっくり走りますが、すでに釣りと思われる先客が駐車中。
上へ上へと追いやられ、ようやく入渓できたのは細流となった上流部。
一人で釣り上がるのにちょうどいい川幅だし、イワナもいそうな気配がします。
川の流れに朝の日差しが差し込み、静かで荘厳な雰囲気。
ここも東京都なんですねぇ。
今日もロッドはメインに使っているTIMCOのJ-STREAM N+ 7'3" #3。
硬すぎず柔らかすぎずで、ボサ川以外はこのロッドばかり使っています。
12ftのリーダーに20cmほどティペットを足して長めのシステムにパラシュートフライを結び釣行開始。
緩い流れからすぐに反応がありますが、小さくて早い。
早々に魚がいることが確認できただけでも良しとします。
ですが期待の高まりとは裏腹に全く反応がなくなり3時間経過。
太い蜘蛛の巣が絡まってリーダーを付け替えるライントラブルも頻発した上、豊富なポイントをしらみつぶしにつり上がったので大した距離は進めてません。
流れの音が静かな川辺でコンビニおにぎりの昼食をとり、休憩ついでに水温を計ると19度。
プロトレックの標高計では780mとまぁまぁの高さです。
(帰宅後国土地理院の地図で確認すると約670mでした)
魚の反応の悪さを高水温や諸条件のせいにしたいところですが、釣れそうな渓相なのに結果が出ないとやっぱり腕なのかなぁと自信を無くしますねぇ・・・。
やっとフッキングできたのはヤマメ。
20cm足らないくらいですが、嬉しいしホッとひと心地。
ささっと写真を撮ってリリース。
残念ですがイワナを確認することはできませんでした。
堰堤まで釣り上がり、巻道を探しますがそれらしい踏み跡はありません。
左岸に色あせた虎ロープがぶら下がってます。
これに体を預ける気にならない。
少し下って右岸から巻けそうでしたが、先がわからないしかなりの斜度でキツそう。
ここは安全優先して川通しで戻ることに。
まだ時間はあるので南郷という集落のあたりから川へ降りてみます。
すでに釣りメーカーのステッカーを貼った車が止まっていたけれど、どんなところか確認のためだけでも。
ですが、なんか臭います。川なのかはわかりませんが・・・。
気持ちが萎えてすぐに川から上がると、おばあさんが「釣れたか?」と声をかけてきました。
「釣れない」「魚を放してはいるんだけどな」と挨拶程度の会話のついでに集落の先で合流する小さな川のことを聞いてみると、「あぁ、ある。沢がある」。
集落の道を通れるか確認して移動してみます。
やっぱりというか、車止めには何台も駐車中。
沢を覗いてみると、釣りをしている子供に川辺でBBQ中のファミリーが。
先に進んだら林道工事で通行止め。
こうなったら先日入った北秋川へと移動すると突然の雷雨。
地面に叩きつけるような激しい降りで気持ちが切れました。
今年はこんなんばっかだなぁ・・・。