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ジャンクヤードバイク

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30年以上前に実家の近所にあったジャンクヤードというか、解体屋的なバイク屋がありました。

 

お金がなかった30年以上前の若かりし頃、同級生がスーパーカブを3,000円で買ったというので行ってみると、数百台はあろうかというバイクが野ざらしで並んでいました。

ほとんどが小排気量の不動車でしたが、中にはちょっと手を入れれば走るものもあり、見つけたのがAR80(初期型)。

GPz400Fを事故で廃車にしてしまった後だったので、リハビリ兼ねてこれでバイク生活を再開することにしました。

 

外装はガンメタで自家塗装されていてお世辞にも綺麗とはいえず、サビも多め。

1.5万円くらいだったかな。

 

一般客相手の商売ではないので値札なんてついてないから、おばちゃん(社長の嫁)に値段交渉する買い方でした。

 

工具持参すればここで整備もさせてもらえたので、軽くキャブの分解清掃して無事エンジン始動。

足らない部品があれば他のバイクから外して買い取って付けたりと、今思えば夢のような場所でした。

 

2スト80ccだけあってキビキビ走ったAR80。

特に不満はなかったけれど、同じジャンクヤードで見つけた125ガンマに乗り換え。

 

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フロントカウルがなくてサイドカウルの割れた、一目で転倒車とわかる外観。

それでも黒っぽい解体車が多いジャンクヤードの中でレーシーなカラーは魅力的に見えたもんです。

これも軽整備で走ることができ、しばらくはフロントカウルレスで乗りました。

初めての水冷エンジンに、パッシングのついたスイッチ。

これ、憧れでした。(どちらも883Rにはついてないけど)

バッテリー点灯のヘッドライトだったので、ハザードがついていれば大きな排気量と同じ装備です。

125ccということで走りに余裕ができて、初めてのツーリング、3泊4日の信州にも出かけました。

 

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翌年、新品でフロントアッパーカウルを取り付け。

 

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2年続けての信州ツーリングもトラブルなく完走。

 

日常生活で普通に使えるバイクが解体屋価格で買えたあの頃。

軽い車体に十分なパワー。気楽に乗れるし、またカストロールの匂いを嗅ぎたいなとネットで検索してみると、RZ125が50万円オーバー!

 

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プラモデルで我慢。これもプレミア価格でびっくり。

思い出を手に入れるのにはお金がかかります。