締め切り終わりの翌日、インスタントラーメンとビールの昼飯を食いながらの加川良。
もうこれでいいかなと思える時間です。
若い頃はフォークなんて貧乏くさいし湿っぽいからと派手なロックばかり聴いてましたが、歳をとったからですかね。
この辺りはメロディもキャッチーですが、加川良は生々しい感じがします。
言葉が悪いかもしれませんが、弱い側で無抵抗という印象。
加川良を知ったのはNHK第一ラジオの六角精児さんの番組で聴いた「下宿屋」というほとんど喋りの曲。
歌詞の内容が良くて中古レコードを見つけて即購入。
なんとなくデジタルじゃなくてレコードで聴きたかった。
他のアルバムを知らないのでこのLPだけの印象ですが、明るいとは言えない曲調なのに微笑んで歌っている感じがして心地いい。
うまくいかないことが続いてる時に、優しくそっと寄り添ってくれるようなレコードです。