関東でヤマビルの大量発生といえば丹沢。
10年以上前、大山登山の帰りに日帰り湯に立ち寄った際に、玄関先でおかみさんが「ヤマビルチェックしてっ」と慌ててました。被害の大きさを知らなかったので大げさだなぁと呆れていたのですが・・・。
暖かくて湿度の高いこの時期の釣行は要注意です。
手を使って堰堤を巻いて川辺に降り立った時、左手に何かが動くような違和感。
手のひらを開いてみると、ニュォーッと4cmほどに伸びたヤマビルが。
山奥で一人、叫び声をあげてパニック。
とっさに川の中で振り落としたのですが、指先を岩にぶつけて苦痛の唸り声・・・。
しばらく動けませんでした。
クマに会った時も急な行動はダメと言うけれど、脊髄反射を制御するのは難しいです。
(実際クマに遭遇した時も冷静ではいられなかった)
幸い吸血はされてませんでした。
(というか、手のひら・足の裏からは吸血されないとの報告あり)
手のひらにいるということは足元も怪しいよなぁと、ウェーダーの裾の折り返しをめくってみると、いました。ニュォーッと。
4〜5cm伸びる動きの速さに怖気が。
着替えの時はバックミラーで背中や首筋などにくっついてないか確認。
靴・ウェーダーは、万が一車の中に入り込まないよう防水バッグに入れていますが・・・。
帰宅後にベランダに干していると、靴の中からニュォーッと2匹。
(1匹は2cmくらいのちっさいやつ)
さすがに少し慣れてきたので台所から塩を持ってきて退治しましたが、写真を撮る発想は出てきませんでした。
ちなみにマズメのキャンバスシューズは、靴紐を緩めると内側の確認がしやすいです。
ヤマビル対策には専用のスプレーや塩を塗って防ぐ方法があるけれど、川に入る渓流釣りには向いてません。
ウェットウェーディングをやめて、ウェーダーを着るくらいでしょうか。
それでもあの動きの速さや、隙間に入り込む能力をみると完全防御とはいえません。
多発地帯にはいかない。これしかなさそう。
天敵もほぼいないとのこと。増え放題ってことですかね・・・。
ヤマビルに関してはコチラのサイトが詳しいです。