5月で32度の真夏日となった東京。
これならドライでもイワナが釣れるはず。
向かったのは山梨の標高1,200mほどの某渓流。
熊の出る場所なので鈴を付け、沢沿いを下って本流へ。
白いパラシュートを流して数投目。
日当たりのいい緩い流れの脇からゆったりフライを咥えたイワナ。
幸先の良いスタートのハズが手元に寄せた時にバレました。
その後も腹掛りでバレたりと、なかなか手にすることができません。
4匹目。慎重にテンションをかけてロッドを起こすと、木の枝にラインが絡まるトラブル。
絡まったラインを処理している間に、フッとテンションが抜けました。
手元まであと少しだったのに・・・。
次こそはの5匹目。
良いサイズで引きが強く、無理せず魚に合わせて下流の落ち込みまで移動。
動きが鈍った時に引き寄せると、またバレました。
某エッセイにあったようなバラシの連続に、イライラを越して呆然。
バーブレスということもあるだろうけど、これはおかしい。
怪しい雰囲気を感じていたその時、スマホから警告音。
びっくりして画面を見ると、土砂災害警報の表示。
慌てて詳細を確認すると「訓練」の文字が。
焦ったよ・・・。
ノーフィッシュのまま脱渓点に。
岩が埋まって随分渓相が変わってる。
写真中央上には根こそぎ流されてきた倒木。
こんな小さな川なのに・・・。土砂災害警報も納得です。
ここでコンビニおにぎりの昼食で一息ついて、さらに先へ。
今日はキャンプなので、塩焼きか骨酒用のイワナを手に入れたい。
だけど、写真左上で2匹バラシ。
ようやく手にしたイワナ。
25cm以上はあり顔つきもいかつい。
口の中まで食った虫が溢れてました。
すまんが塩焼きになってくれ。
釣果一匹だけど、酒の肴は確保できました。
キャンプ場に移動してテント設営し終えたのが3時ごろ。
まずはビールで乾杯。
カッコウの鳴き声を聴きながら横になってくつろぐと清々しい緑の広葉樹。
もう釣りはいいかな・・・。
温泉に入ったり、ダラダラ飲んで焚き火を楽しむ夜は更けて・・・。
翌日はまさかの雨。
小雨のうちにささっと撤収して帰りました。