働いたら遊ぶ

フライフィッシング・バイク・キャンプなど、アウトドアでのモノ・コトなど

蓼科旅行のついでに・・・


年に一度の親孝行で蓼科へ。
2泊するから、ちょっとだけ別行動でロッドを振ってみました。




ほんとに、ちょっとだけで実釣30分・・・。
過去最速でロッドを組んで、いざ入渓。
けっこうなボサで、すぐにフライロスト。
沢に立てばワクワクするものの、気ばかり焦って楽しくない。
フライを結び直す時間ももったいないくらい。
進んだ距離は20mくらいでしょうか。
反応なしで時間切れです。
やっぱり釣りには半日欲しい。



片付けも慌ただしく、親孝行の続きで御泉水自然園に出かけました。
木道が整備された園内を散策していると、池に大きな魚影が見えました。



ニジマスのようです。体長は尺を超えてました。
人の近くで悠然と泳ぐ姿は上高地イワナと同じ。
釣られなければ警戒心も薄くなるんでしょうか。
なんだか複雑な心境です。



木道下からなかなか出てこなかった金色の魚。
ニジマスアルビノ
これもかなり大きかった。
池には虫が乱舞していて、ゆったり捕食していました。

標高が1,830mもある高地ですから、本来いるべきイワナでないのは残念。
それでも、「釣りたい・・・」という気持ちが。
(公園内は採取禁止です)




釣リーング キャンプ 山梨〜静岡


お仕事仲間とのキャンプツーリングで静岡の島田市まで883Rを走らせました。
現地集合・現地解散の気楽さで、途中の山梨の某渓でロッドを振ります。




初めて行く川の選定って難しいのですが、今はGoogleMapのストリートビュー・航空写真である程度のアタリをつけられます。
出発前夜、地図と格闘すること約3時間。
これは・・・!? という渓を見つけました。



いくつか小さな堰堤がある上流部。バイクを降りて簡単に渓に降りることができるロケーション。
水もきれいで落ち込み・淵とバリエーション豊富な渓相です。

気持ちが急くのを抑えつつ流れの脇に立つと、魚影が定位しているのが見えました。
一投目から白いパラシュートに反応があり、期待通りの展開です。
しかし、大きな岩を乗り越えるとき、「ベリッ」という音とともにマジックテープで付けていた胸のフライボックスが剥がれ流れの中に・・・。
岩に取り付いているためとっさの行動ができず、あっという間に見えなくなってしまいました。
しばし呆然。
手持ちは結んでいるフライたった1つ。

気を取り直して慎重にキャスティングしますが、15分後にロスト・・・。
ロッドのセッティングも合わせると、渓に立てたのはほんの30分。
諦めきれず、バイクにまたがり最寄りの街まで50km走り、上州屋へ。
「フライ用品は扱ってないねー。ここらへんの釣具屋じゃないよ」と絶望的な言葉。
それでも近くのタックルベリーに望みを託すと、ありました。
ドライフライが5つとリーダーがセットになった入門用を在庫分2つ買い、計10個。
フラフィッシャーの店員さんも、「ここらじゃフライの扱いはないですよ」とのこと。
マイノリティな釣りなので、仕方ないですね。

キャンプ場での集合時間が迫っていたので、明日へ希望をつなぎます。




テン場は「童子沢(わっぱさわ)親水公園」。
予約をして金谷体育センターで手続きすると無料で泊まれます。
駐車場から少し歩くのが面倒ですが、タダですから。



若干の二日酔いで明けた翌朝。
バイクでひとっ走りしてリベンジです。
入渓したのは集落手前の中流域。
道路脇ですが、こちらも岩の点在する素晴らしい渓相です。
開けていてキャスティングしやすいけれど、ドライでの反応がありません。
試しに無理やり沈ませてみると、追ってくる魚が見えました。
しかしフッキングに至らず。




やっぱり上流域ですね。
これより上に集落がないためか、水もさらに綺麗です。



堰堤下で22〜23cmくらいのアマゴを2匹。
ここはイワナ・アマゴの混成だそうですが、このあと2匹追加するもすべてアマゴでした。
綺麗な魚体をリリースすると、もういいかなという気分に。
フライボックスを無くしてドタバタした釣行になったけれど、最後は帳尻合わせができたような。

帰宅後、近くの集落で木の伐採をしていた男性が熊に襲われたニュースを聞きました。
くわばらくわばら・・・。





883R ミラー移設


スポーツスターFORTY-EIGHTを真似て、883Rのミラーを下向きに付け直しました。




特別なパーツは必要なく、ノーマルのミラーを左右入れ替えてひっくり返すだけ。


ただ、ウインカーが接触しないようにずらしました。
ウィンカーを固定している六角・ミラーのボックスネジ共にインチサイズです。
微調整含めて、作業時間約30分ほど。
ハンドルを切ってもタンクに当たることもありません。
車検の全高はハンドルからという情報があるので、検査に通るハズです。



それなりに後方視界は保たれています。
ただ、いつもある場所に目がいくので、一瞬戸惑います。
慣れでしょうかね。

視界が開ける開放感にすっきりした見た目の、お金をかけないプチカスタム。
バイクカバーもかけやすくなりました。
あとはアンテナ一体式ETCヲを目立たないところに移設できれば・・・。



2016年 初キャンプ釣行 2日目


山ではまだ桜が咲いてました。
今回同行のHK氏が「桜吹雪を見ていると酔っ払ったような気分になる」とボソリ。
わかるような気がします。




桜とキャンプ場の朝の空気。
残り火を眺めながらフランスパンとチーズ・ソーセージを食べ、ダラダラと食後のコーヒーを飲んで過ごす時間が長くなったのは歳のせいか、筋肉痛のせいか・・・。
撤収の作業が切ない中年二人組。



気持ちを切り替えて、霧のかかった渓へ。
昨夜の軽い雨で山はしっとりして、昨日よりも涼しい。というか、風が冷たい・・・。
白い息を吐きつつウェットウェーディングでエイヤッと入渓。



曇りのためどんよりとしたヤマメ・イワナの小渓流。ボサも多く、川幅が狭いのでリーダーを9ftまで短くしてポンポンと点で釣り上ります。
ふと、フライを落とすポイントを探していると、前回の釣行と同じような違和感が・・・。



春先によく見かける鹿の死骸でした。雪にはまってしまうんでしょうか。
何年か前に同じ光景を目撃してから、たとえ川上に民家がなくてもボクは沢水を生では飲みません・・・。
(追い詰められた状況なら話は別です)




あいにくの天候にキツい現場。
それとは対照的に綺麗な花も咲いています。全部含めて自然なんですね。

肝心の釣果は22cmのヤマメと20cmのアマゴ(なんでここにいるんだろう?)。
どちらも幅1mほどの小さな棚から出ました。
1尾は背がかり。
ちょうどいい水深で緩い流れの好ポイントからはまったく反応なし。
アプローチが悪かったんでしょうか。ロッドを振れる立ち位置が限られていてキビシい渓です。
残念ながらHK氏は「ボ」・・・。



釣果の期待できる下流より、綺麗な川でロッドを振りたいとHK氏の希望で入った上流部。
ドライフライにはまだ少し早い、桜咲く山釣りでした。



2016年 初キャンプ釣行 1日目


2年ぶりの友人HK氏との釣り・キャンプは、曇り時々晴れと微妙な天気予報。
山も煙っています。





前日の雨でしっとりしています。



想定外の工事通行止めで、入渓点まで新緑の林道歩きが1時間。
さらに渓まで湿った踏み跡を慎重に下って30分。
しんどいけれど、この景色とザーッという流れの音を聞くと、疲れも忘れ期待が高まります。

気温は11〜12度くらいでしょうか。
歩きが多いため身軽なウェットスタイルでで来ました。
朝9:30。流れに足を踏み入れると、さすがに冷たい。
晴れてくれることを願いつつドライフライを流しますが、反応はありません。まだ時間が早いかな。



ウェーダー装備のHK氏は2年ぶりのフライフィッシング
勘を取り戻しながら、ポイントごとに交代で釣り上ります。



初めて反応があったのは、流心脇の淀みから。ゆら〜っと魚影がドライフライに近づきましたが、フッキングまで至りません。
それでも水面の捕食をしているとわかればチャンスはあります。

谷に日が差し始め、明るく煌めいた流れから本日初めての釣果をあげたのはHK氏でした。
ラインを弛ませたままでバレそうなので、「ラインを引いてテンションかけて!」とボクも興奮しながら叫びます。
手元に寄せたのは18cmのアマゴ(なぜか朱点があった)。サイズは小さめですが、2年ぶりのロッドに伝わる躍動感に満面の笑み。
いや、誘ってよかった。これでボクも遠慮なく釣りに集中できます。

11時くらいから緩い流れ・淀みからポツポツ反応が出始めました。
ボクの20cmほどの色の白いイワナでした。
魚の活性が上がってきたのか、その後3匹のヤマメをフッキング。
ただ15cmに届かないようなサイズばかりでした。
前回もそうだったのですが、黒いフライの反応が良いようです。
(相変わらず白と黒の#12〜14のパラシュートしか使ってません)

サイズは小さいながらそこそこ楽しめたので、ここは出るだろうというポイントをHK氏に譲り、後ろで見ているといいサイズの魚影がフライに飛び出しました。
しかし捕食の前にフライを上げてしまい、ノーフィッシュ。合わせが早すぎます。
どうやら水中の魚の動きが見えていないとのこと。
おそらく、これまでの行程でフライを追ってくる魚影が見えていなかったと思われます。
少ないチャンスをものにするには偏光サングラスが必要ですね。

2時に昼飯にしようと声をかけると、「忘れた」と苦笑い。
まじっすか・・・。ここは脱渓点まで約6時間の行程ですよ・・・。
念を押していた行動食は買ってすらおらず、しかたなく2つ持ってきたおにぎりの1つを分けて簡単な食事をすませ、あったかいコーヒーでしばしの休憩。
残りの行程をiPhoneのオフラインGPS地図アプリ「ジオグラフィカ」でを確認すると、あまりのんびりしてられないことがわかり、大場所のポイントだけ潰してササッと上がりまました。



久しぶりの焚き火の夜。
ここでもワインを忘れたHK。心もとないアルコールをちびちびやりながら、夜が更けていきました。

写真エフェクト


AdobePhotoshopLightroom用の画像補正・レタッチプラグインNik Collectionが、Googleで無料化されました。




写真エフェクトは一昔前のレンタルポジのような「狙った感」が出すぎるような気がして好きになれなかったのですが、腕のないボクには誤魔化しツールとして役に立ちそうです。


こちらは元画像。
いつも1〜2目盛アンダーで撮って、Photoshopトーンカーブで調整していました。
Nik Collectionなら簡単・直感的に補正できます。



新緑なのに、重い雰囲気が・・・



鳥のさえずりが聞こえてきそう(?)な雰囲気に。
これでもPhotoshopデフォルトのメニューだと、露出補正〜周辺ぼかしと地味に面倒な作業になります。



Color Efex Pro4の「画像枠」の紙焼き風スミフチは仕事でも使えそう。


できることが多いから、ついついエフェクト過多で目ん玉のでっかいプリクラ写真みたいにならないように気をつけて使ってみます。
(でも、基本的な技術が一番大事ですね。)




イワナに逢いたい


まだ時期が早いとわかっていながら、イワナに逢いたくて東京からのアクセスが(比較的)容易で渓相のいい山梨の某渓流へ。




急峻な谷で運動不足の身には入渓までに体力と気を使うため、単独だと慎重に歩を進めます。
釣り人・沢登りの人が固めた細い尾根道を登ったり下ったり。
汗だくで降りたイワナ・ヤマメ(アマゴ)の川。



目指す脱渓点まで急いで3時間くらいの行程です。
林道に車が止まっていなかったし、足跡もないので先行者はいないでしょう。
解禁間もない(3月15日)流れに足を踏み入れると、ウェーダーでも冷たい!
やっぱりドライフライではまだ早かった。
反応があったのは1時間後。
小さな落ち込みで白いパラシュートが沈み、浮力がなくなってきたかとラインを引くとロッドにブルブルと振動が。
慌ててテンションをかけたけれど、一瞬魚体を見せながらバレてしまいました。

そのあとも淀みなどの流れの緩いところで、スッとフライが沈むアタリが3時間で4度ほど。
ほんとにたまにしかないことなので、単に沈んだだけなのかの区別がつかずあわせのタイミングが取れません。
一度は結構重い手応えがあったのですが・・・。



あまり陽が当たらない深い谷に、小さな残雪がチラホラ。
明日の天気予報は雪マークが出ているエリアです。
そりゃ反応は鈍いよね。わかってて来たんだけど。
先を急いで雑になってきた釣り。緩い流れで次の足場を探してフライから目を離した瞬間、パシャっとちいさな魚体が跳ねましたが、後の祭り。

15時過ぎると徐々に曇ってきました。



こんな状況を見ると、この谷の過酷さを実感します。
反応も渋いし天気も悪くなりそうだし、そろそろ帰り支度にしようかとフライを掴むためロッドを見上げると、木々の間に違和感が。



よく見ると、鳥がぶら下がっています。
この痛たましい光景は、釣り人の残した餌か毛針を誤飲した可能性が一番高い。
自戒の意味も込めて、あえて写真を載せました。
悪気はなくてもこんなひどいことが起きるんですね。
可能な限り枝掛かりしたフライは回収しなければ・・・。

気を取り直して脱渓後、本流に移動して最後にようやくヤマメ1尾を釣り上げ「ボ」回避。
結局イワナには逢えませんでした。暖かくなったら、また。