数年ぶりに渓流釣りを再開した友人H教授。
ですが、ドライフライオンリーで釣果を上げるほどフライフィッシングは甘くはありません。
先日の釣行ではアタリすらなかったので、釣れる感覚を思い出せるように管理釣り場へ出かけました。
管釣とはいっても札掛は自然渓流そのまま。
成魚放流で人馴れしているからか、ネイティブのような警戒感は薄いので必ず釣れるハズ。
期待通り、入渓直後に教授にアタリが。
釣りたい気持ちをグッと堪え、大きなポイントごとにフライを落とすポイントやら流す距離やら出来る限りのアドバイス。
すると、待望のフッキング。
観ている方もドキドキですが、バレました・・・。
それでも久しぶりの魚の重みは感じられたでしょう。
悔しそうな顔がそれを語ってます。
釣れればいいや、から釣るんだと気持ちも変わったハズ。
次のポイントに移動しながらロッドを振っていると、「釣れた!」の声が。
待望の一尾はなんでもない流れからのヤマメでした。
何尾かバラシはあったものの、午後もヤマメを一尾追加して、これで釣れるイメージができたのでは。
ポイントを譲ってくれ、いつも先行させてくれる僕の師匠。
アタリすらなかったポイントで後ろから来た師匠がイワナを釣り上げ時は、驚くより「なんで!?」と悔しかったことをいまでも覚えてます。
きっと後ろで下手くそな釣りを観ていてヤキモキしてたんだろうなぁ・・・。
それからはロッドを振る手を止めて、師匠の釣り方を眺める時間をつくるようにしました。
ふわりと自然にフライを着水させるキャスティングに見惚れ、ポイントまでの移動(ストーキング)・立ち位置・釣り上げた時の冷静な魚とのやりとりなどなど、気づいたことは全部真似。
いまではメインロッドも同じ。
自然相手で不確定要素の多い遊びだから、これで100%釣れるなんてことはないわけで、毎年・毎回勉強です。
自分のペースで集中できる一人の釣りもいいのですが、友人との釣りも楽しいもんです。
もし、僕の師匠がそんな風に思ってくれているのであれば嬉しいなぁ。
そんなことを感じた一日でした。