3日目、晴れました。
テントの撤収も気が楽です。
今日の宿泊地は知床のウトロ。
330kmほどの強行軍です。
昼食はCB氏オススメの帯広にあるジンギスカン屋「有楽町」で。
いかにも地元の人が行く外観。あっさりしてます。
厚みがあるのに柔らかくて美味い。
羊特有の匂いもほとんど感じません。
二人で5皿平らげました。(一皿462円)
ジンギスカンって野菜がたっぷりのイメージでしたが、ここは玉ねぎだけのシンプルさ。
さっぱりするので、玉ねぎ一皿追加。
もう一品、ホルモンうどん(こちらも端数が謎の価格設定407円・165円)。
合わせ(白?)味噌で味付けされた煮込みというか、焼きというか。
人気メニューのようです。
一品が安いので高校生もいたり、観光地にはない日常を感じられました。
3日目にしてようやく北海道らしいものを食べた。
昼食後、スマホが充電していないことに気付く。
ケーブル断線のようなので、帯広市内の家電量販店で購入。
大きな街でよかった。
昼過ぎの時点でウトロまで270kmほど。先を急ぎます。
途中、バイク駐車場代100円の摩周湖を眺めて小休止。
霧がないのは珍しいんだそうですね。
標高350mとさほど高くないのに涼しいというより、バイクだと寒いくらいになってきました。
ジャケット(オールシーズン)のベンチレーションを全部閉じて対応します。
CB氏はレインジャケットを着込みます。
この辺りまでは北海道らしい直線道路というより、ゆるいカーブの山岳道路。
荷物満載のVストローム250は安定したコーナリングで快適ですが、同行のCB750はバイクがよれるとのこと。
外足加重で車体を押さえ込むようにしているそうです。
750ccといえど、50年前の設計。
ブレーキも効かないので怖いと。
最高速・高速巡航性能は750ccの排気量に分がありますが、最新の250ccの安定性は侮れませんね。
一般道の坂道追い越しでもCB750と遜色ありません。
トンネルに入ると、純正マフラーでも排ガス・音量規制のなかった(緩かった?)CB750のブオオという勇ましい音で、Vストローム250の排気音は全く聞こえません。
今時のバイクはスプロケットにも吸音のゴム素材が付いていて、騒音対策が徹底してます。
おかげで静かで疲れが少なくなりました。
ハーレーの鼓動感もゆっくり走って楽しいバイクでしたが、Vストローム250は快適さが楽しいバイクです。
ただ、尻がすぐに痛くなるのは、シートのせいか、ポジションのせいか。
100kmも走ると痛みでイライラしてきます。
ウトロまで90kmほど。
前後左右に体をずらして走り切りました。
国設知床野営場に着いたのは18時を少し過ぎた頃。
またしても手前から雨に降られた上に、受付時間を過ぎて管理人不在。
他に泊まるアテがないので、翌日受け付けさせてもらうことにして、3日目も慌ただしくテント・タープ設営。
時間のかかるCB氏よりお先に、徒歩3分ほどの「夕陽台の湯」へ。(500円)
かすかな温泉臭がする天然温泉で冷えた体を温めます。(露天は源泉掛け流し)
受付時間を3分過ぎた上に財布を忘れたCB氏が脱衣所で待ってました。
入浴代を渡して、これまたお先にキャンプ場から徒歩5分の居酒屋「番屋」へ。
キャンプで居酒屋って楽ですね。
観光地料金なんでしょうか、ちょっと高めに感じましたが、刺身は流石に美味かった。
調子よく飲みすぎると大変な金額になるのでそこそこに抑えて、なんとか歩ける距離にあるセイコーマートでつまみを酒を買ってキャンプ地へ。
登山の宿泊が多いためか、21時を過ぎると静まり返る野営場。
ヒソヒソ声で今日1日を振り返り就寝。
本日の移動距離:約330km