エピフォンのカジノ・クーペがやってきた、ヤァヤァヤァ。
通常のカジノより小さいクーペ。
しかもフルアコなのでとても軽い。
それでもピックで弾く生音は結構な音量です。
中国製で期待していなかったのですが、それなりに弾けるモノでした。
ただfホール側面の黒い塗装は均一でなかったりと仕上げの雑なところはあるし、トグルスイッチのノブが真ん中の位置だとガタついて弦に共振して音がしたり・・・。
ブリッジからも共振音がするので、弦交換の時に外してみたらサドルがばらけました。
サドルを押さえていたワイヤーが緩んでいたようです。
ギブソンのレスポール(Studio)やフライングV(Fated)ではワイヤーなんてなかった記憶があるので調べてみたら、ワイヤーの有り・無しの2種類があるんですね。
弦交換のたびに気を使うのも面倒なので、ワイヤー無しでプラスチック(ナイロン)サドルのゴトー製GEP104Bに交換しました。
プラスチックサドルはジョンレノンを意識したこともありますが、柔らかい音になるというので。
左右の支柱を通す穴がゴトーの方が若干広いのですが、付属の支柱ネジとオリジナルのネジの太さは同じ(ように見える)。
試しに支柱ネジを取り替えてみたらピッチも同じ(ように感じる)。
オリジナルのネジにはマイナスドライバー用の溝が切ってあるのでそのまま使いました。
弦高調整用のダイヤル(?)ネジは、滑り止めの溝が細かく精巧そうだったのでゴトー製を使用。
ブリッジを乗せてみると少しぐらつきます。
弦で抑え込むので大丈夫ということなんでしょうかね・・・。
とりあえず組むしかない。
このサドルには溝がついていないので、交換前のサドルを参考に溝の位置を決めますがほぼ中心でした。
念のためピックアップのポールピースの真ん中にくるか、溝彫りの前に弦を張って確認しました。
いよいよ溝切り開始。
ホームセンターで買った鋭角で目の細かい目立てヤスリで1〜2回引いては確かめながらの作業。
プラスチックなので簡単に削れちゃうので慎重に。
もともとついていたサドルは90度くらいの角度のうえ溝がかなり深かったのですが、鋭角で弦がずれない程度の深さにしました。
4〜6弦は幅を広めにしてます。
仕上げに3000番の耐水ペーパーを二つ折りにして磨き、弦を張って弦高・オクターブ調整をしたら終了。
弾いてみるとサスティーンが控えめになって篭った音になった(ような気がする)。
弦は交換前も後もフラットワウンドです。
明るいはっきりとした音よりも柔らかい音が好みなので交換してよかった(と思いたい)。
プロに頼んだら結果が違うんだろうけど。
ところでオクターブ調整ネジがネック側の向きが標準のようですが、ブリッジ側の方がネジを回しやすくないかなぁ。