なまった体のリハビリで、久しぶりに山歩きに出かけました。
厚木市にある萩野高取山で、標高522mの低山です。
近くの宮ヶ瀬にも高取山があるので、こちらは「萩野」をつけて区別しているそうです。
大平登山口からスタート。
登山口脇にミツマタの群生地があります。
春は綺麗なんでしょうね。
木漏れ日の登山道、というより杣道っぽい。
歩き始めはなだらかでしたが・・・。
しばらくすると急登になりました。
写真では伝わりにくいけど結構な斜度。
なまった体にはかなりきつい。
何箇所かトラロープの垂れているところがあります。
渓流釣りで脱渓しているような状況。
そんな急登でもスタスタ登る同行のM氏。
同級生なのにこの差は、毎日の生活習慣でしょう。
毎月100kmのランニングと自転車練で鍛えているM氏の装備は、上がダウンのユニクロMA1にワークマンのストレッチGパン。
それでも汗ひとつかかなかったというから驚き。
平熱35度台と体温が低いのもあるんでしょうかね。
こっちはウールのアンダーにパタゴニアのR2フリースでも汗だく。
這々の体で山頂に着きました。
M氏は待ちくたびれた様子。
周りに木が生えていて眺望がよくないし狭いので、戻って発句石のある広場で昼飯とします。
眺めがいいし、平坦に整地されていて快適。
東京の街が遠くに見えます。
アルコールバーナーで湯を沸かしてカレーメシとコーヒー、どら焼きの昼食。
疲れた体には味の濃い食い物がうまい。
たっぷり休憩して体力を回復。
あの斜面を下るのは登るより危ないので、二本持ってきたトレッキングポールの一本をM氏に渡して行動開始。
軽快に下るM氏はすぐに視界から消えました。
おかげで、静かに一人山歩き。
そんな呑気もすぐに膝痛でトレッキングポール頼みの情けなさ。
滑らないように歩幅を狭めてゆっくり歩いていると、登りで気がつかなかった石仏を見つけました。
下調べでは石仏群とあったので、これだけじゃなかろうと斜面の裏に回ってみると、ありました。
昔日の信仰心が偲ばれます。
石仏でおよそ中間地点。
ゆるゆる進んで、ようやく大平登山口に到着。
上りと下りでおおよそ2時間半。
標高600m以下とナメてましたが、かなりきつかった。
ところどころに標識がありますが、落ち葉で踏み跡が不鮮明なところもあります。
(この時期は山蛭の心配がないので安心)
ほぼ直登なので迷うことはないと思いますが、念のため地形図は持参しました。
携帯の電波も入るので登山地図もダウンロード済みでしたが、確認することはありませんでした。
痛めた膝を温めるため、清川村の別所の湯へ行くも入場待ち1時間!
コロナの影響で人数規制でもしてるんでしょうかね。
仕方ないので、町田のはずれまで移動。
M氏オススメの天然温泉ロテンガーデンへ。
最屋上の露天は掛け流しだそうで、黒いお湯はちょうどいい湯加減。
疲れた体に心地いい。
それにしてもM氏に比べて体力低下を自覚。
毎日散歩でも始めようかと反省の1日でした。