アウトドアでの水確保に使う浄水器、ソーヤーミニ(写真左)とセイシェル・サバイバルプロ(写真右)の比較です。
アウトドア用とは言っても、自分は泥水や水たまりの水を飲むようなサバイバルな使い方はしません。
そんな状況になることはまずないので、渓流釣りで上流部の透明度の高い水や、キャンプ場の水道を浄化するのが目的です。
(愛知県でもエキノコックスが見つかったし、キャンプ場によっては飲料できないと注意書きのある水道があるため)
それと、基本的に浄水してから煮沸してコーヒーやインスタントラーメンなどに使っています。
で、比較ですが、サバイバルプロの方が使い勝手がいいです。
ボトルを押して浄化される水の量が多くて早いのが理由。
大した力もいりません。
ソーヤーミニは吸い出す力もいるので、絞り出して水を作るのに力も時間もかかります。
圧倒的にサバイバルプロが楽。
携帯性の良さは小さくたためるソーヤーミニ。
だけど、水を入れた状態なら結局同じくらいの大きさになります。
サバイバルプロとBoundlese Voyageのチタンキャンティーンの組み合わせれば、パッキングでスペース節約になります。
キャンティーンに付属の収納袋にもなんとか治ります。
(キャンティーンとセットのボトル(水筒)は使いません。)
使用後のメンテナンスはサバイバルプロは水道水ですすいで自然乾燥するだけ。
(写真真ん中と右の接続はなぜか逆ネジでした。)
蓋(写真左)の左端に白くて丸いパーツは、ボトルを押した後に空気を吸い込む弁です。
Made In U.S.Aの刻印あり。
ソーヤーミニはシリンジ(注射器みたいなもの)で本体の中の水を押し出します。
シリンジと本体の接続性が悪いので、外径5mmのシリコンチューブをシリンジに差し込んで使っています。
メンテナンス後に使うと、本体に水が充満するまでなかなか水が出てきません。
(パウチを押しつつ口で吸うとちょろちょろ出てきます。)
ちなみに、容量アップのためモンベルのソフトボトル(2l)を使っています。
柔らかい素材で自立しないし、ぺったんこになるので残水の乾燥が面倒です。
浄水容量は380lで、ソーヤーミニが約454l。
どちらも1日1l水を作っても1年以上使えます。
サバイバルプロの残念な点は2つ。
底の面が出ておらず、置いた時に不安定です。
製造での個体差があるかもしれません。
もう1つは、ボトル内に浄水できない水が残ること。
これは浄水器がボトル内に入り込むため。
これって基本設計がどうなの?
それでも600cc以上はあるので、ラーメン用の水は作れますが。
アウトドアに限らず、天然水購入の代わりに毎日のコーヒー用で使ってます。
キャンティーンセットの収納袋の仕様が変わったようです。
新しい収納袋にサバイバルプロが入るかは不明。